~SMAP~

2017/09/22

彼らには今までのアイドルに無かった「劣等感」を持っているんではないかと思ってます。
しかもその「劣等感」が一人一人違う…。
その一人一人の劣等感がそれぞれの個性を飛躍的に伸ばしてきたんではないかと…。
(SMAPのそんなところに私は今とても心を惹かれています。)

中居君・稲垣君・草なぎ君の劣等感は、それぞれがこれまでのジャニーズアイドルとしてはそれぞれ致命的な欠点になりうる根本的なコンプレックスです。

中居君は「歌が下手」(歌手として致命的欠点)
稲垣君は「スポーツが苦手」(ジャニーズアイドルとしては致命的な欠点)
草なぎ君は「くだけたトークが苦手」
香取君のコンプレックスは、SMAPの中でしか発生しない類の劣等感です。SMAPの中で「自分が一番年下」というコンプレックス。
グループ結成時に自分が一番年下だったころの思い出で、どうしても自分が一番劣っていると感じてしまうような気持ちがずっと残ってしまうのではないかと思います。また、幼い頃に芸能界に入って、周りがみんな自分よりもずっと年上という環境の中で大人になっていったというコンプレックスでもあります。
しかし、近年彼ももはや「若者」とはいえない年齢に達したこともあり、その「子供感」は薄れていっています。逆に「子供感」が残っていることを逆手に取った「純真さ」というイメージ戦略へと昇華させている・・・そんな気すらします。
そして木村君のコンプレックス。
5人の中でもっとも複雑な劣等感を抱えている人間ではないかと思っています。「俺様」コンプレックス。
少なくともSMAPが売れ出してからは木村君は常に売れ続けています。その売れ方が社会現象になるまでの驚異的な売れ方です。
「常に自分が売れる」という中にこの10年以上ずっと君臨してきた木村君。
常に「人気が出なくなったらどうしよう」というストレスと隣りあわせだったのではないかと思います。
彼はその為、積極的に自己アピールをし続けるという行動にずっと出てきたような気がします。
特に自分の人気に翳りが出そうな事件(森君の脱退だとか、工藤静香との交際発覚だとか結婚だとか…)が起こった時に「何があっても俺は何も変わらない」という信念を持ち続けていることをアピールし続けていたような気がします。
その強大な自意識が、ずっと彼の重石になってきた…。
しかし近年、彼に家族ができたことによって少し「俺様」感が薄れてきたなあと感じます。それは彼のコンプレックスが無くなるという事でもあります。

前述の3人のコンプレックスはそれぞれ一生消えないもの。しかし、中居君は司会業、草なぎ君は卓越した演技力とで、それぞれ自分に苦手分野があっても別のところで活躍できるという自信が、彼らにそのコンプレックスをばねにできる力となっています。 (稲垣君は…強いて挙げれば「特異なキャラとそれを自分で笑いものにできる強さ」かな?)
しかし、香取君と木村君のコンプレックスは克服できるもの。すでに克服は近いところまで来ています。
この2人に影がなくなったとき、SMAPの今後はまた変わるに違いありません。

今のSMAPはアイドルなのにお笑いも求められる、かなり厳しい環境におかれています。
強いて言えば一昔前のドリフのような。(SMAP*SMAPは「八時だよ!全員集合」の現時代バージョンに思えて仕方ない…)あんなに美しいのに、一昔前なら舞台に出てきて愛想を振りまくだけで売れたはずなのに、今という時代が彼らに「王子様」であることを許しませんでした。

SMAPは時代の被害者です。
しかし、加害者でも、ある。

SMAPがこの10数年TV界の王者であったことで、アイドルタレント界、お笑い界その他芸能界の構図は一変しました。
売れるためにはルックスだけじゃ駄目、面白くなきゃ駄目、言う事が面白くなければ根性見せなきゃ駄目。
またそれを受入れ、発展させてきた一般大衆側へもSMAPの影響は大きくのしかかっています。みんなが「勝ち組」になる為に焦って悩み抜き、「勝ち組」でなければ自動的に「負け組」になってしまうような錯覚さえ覚えるほど…。

皆が認める絶対的王者の「勝ち組」SMAP。彼らの今後の行く先は、日本全体の一般大衆の意識を変えてしまうほどの影響力を持っています。